2012年11月27日

シュールな写真を、シンソニードAS-101Sと・・・

最近、アリア・シンソニード(Sinsonido)AS-101Sというギターやってない人にしてみれば風変わりなギターを手に入れました。
んで、最近、オフロードのマスツーリングで負傷してしまい、非常に便利なアイテムをお借りしました。
なんか眺めていると双方通じるものがあるので思わず写真を撮ってしまいました。
シンソニードと松葉杖

なんか・・・お互い骨骨してますよね・・・

まぁ、アホなことはさておき、このシンソニードというギター、電子楽器の一種でありましてピックでジャンジャンかき鳴らしても弦自体から発生する音はエレキギター程度でごく小さく、電気で増幅されたギターの音はヘッドフォンなどで聴くという、いわゆるサイレントギターの一種です。”サイレントギター”と言うと商品名的にはヤマハのものが正しいみたいですが。これがあればご近所様の耳を気にせずにギターを弾けるってことです。

自分は楽器のプレーヤーではなくコレクターと思っているので大したことは書けませんが、購入を検討している方のためにちょっと触ってみての感想を少々・・・、ヤマハのサイレントと迷っておられる方の役に立てばと思います。

  1. 音はさすがに生ギターとは違う・・・とは言え、微妙な調整(低音と高音???)はできますし、なんかこの個体(弦とか)の問題のような気もします。生ギターで言うとサドル近くで弾いているような硬い音がします。ちなみに以前、楽器屋でヤマハのサイレントギターを触らしてもらった時は自然なギターの音でした。他のギターの巧い人のサイトで聴ける同じシンソニードの音も自然な音でした。
  2. なんといっても特徴的なペグの位置。普通のギターの真逆の位置に付いてるんですね。で、指で挟んで回す部分が弦側に出っ張って取り付けてあります。ストロークを肘で曲げてコードをジャンジャン弾く人は腕がペグに当たってチューニングが狂いそうです(結構、簡単に触れてしまいます。自分の場合、腕は殆ど動かさず、手首を曲げて弾くので演奏時は問題無いのですが)
  3. ネック部分は塗装されていない重厚な木材(マホガニー)なので案外、安っぽくないです。
  4. 上記2に絡みますが、チューニング作業が独特なスタイルになります、すぐ慣れます。
  5. とにかくシンプル。外部出力の穴にプラグを刺すと電源が入ります。ヘッドフォンをブッ刺すだけですぐ弾けます。調整できるのはボリューム・バス・トレブルみたいなやつ(説明書が無いのであってるのか知りませんが)のみ。
  6. ヤマハのサイレントギターより安い。練習用として割り切る場合なら結構重要かも。
  7. ヤマハのサイレントギターよりコンパクトになる。シンソニードはバラバラ(外側のフレームは単に差し込んであるだけ)にするとネックだけみたいな状態になります。ヤマハのものは下側のフレームが簡単に外せなかったはずです。
  8. 外周のフレーム断面が棒状(ヤマハの場合は板状)なのでボディのホールドは慣れないと不安定です。自分が今まで触ってきたギターは小ぶりなものが多かったのですぐに慣れましたが。普段大きいボディのギターを弾いている初心者の方が構えると結構弾きにくいかもと僭越ながら思いました。ただ、ストラップを付けて立って引く分には何の問題も無いかと思います。
  9. 付属のヘッドフォンはケースこそ高級感がありますが、質は普通です。電子楽器ですのでしっかりしたヘッドフォン(もしくはイヤフォン)があった方が当然良いです。
  10. 弦高は簡単に変えられ、ネックも太くないのでそこらへんは普通のアコギと一緒です。ていうかかなり弾きやすいです(ダイナミックギターと比べてなんでそりゃそうかもしれませんが)。
  11. とにかく軽くてコンパクト。さすが世界で初めて宇宙へ行ったギターです。宇宙行きのくだりはネットをダラダラ見てたらみつけました (この記事) 。ただでさえ異様な外見に知らない人は興味津々、加えて宇宙のウンチクとか” Sinsonido ”の意味を語るのも良し、語り尽くせばウザがられることこの上無しです。
ダラダラと書いてしまいましたが、ヤマハのサイレントギターとは結構違う感じです。一回触っただけなのでなにですが、実際ヤマハのものを触った時は普通のアコギと同じホールド感で音も申し分ないモノでしたが、シンソニードはなんか別種の小さなギターといった感じです(上記8の部分関連です)。
ですがトラベルギターという位置づけでもあるので携帯性はこっちの方がダントツで上だと思います。ケースに収めるとかなりコンパクトです。それに上記で書いた問題点っぽいことはそれほど大したことでは無いと思います。ただ、(無いとは思いますが)ギター始めようとする人が夜も練習できるからとシンソニードを選ぶと問題があるかもしれません。ホールドの感覚が違いますし、なんと言っても音が生ギターと違うので、折角買ったのにちょっとガッカリ・・・とかある・・・かも。

自分のようなただ楽器が好きなだけとか、練習用にと生ギターと両方で持つなら良いと思います。ヤマハのサイレントギターよりかなり安いので。本当に安く、あくまで練習用ギターが欲しいならオークションなどで投売りされている格安ギターを手に入れて、反響しないように加工して自作のサイレントギターを作ってしまうのが一番と思いますが。蛇足ですが、自分のシンソニードは程度の良い中古であり、一般価格のさらに半値くらいで手に入れることができたので、まともにヤマハのサイレントギターを買ったのと比べるとかなり良い買い物をしたと思っております。

そして、なんか気軽に触ってしまいます。”音が殆ど出ない・ヘッドフォンジャックを入れるだけで演奏OK・小さく軽い”ってことで日々の練習に使うにはとても良いギターだと思います。楽器ってとにかく数多く触る(演奏する)ことが大事ですから。音が聞こえないということはミスっても他人に聴かれないということです、こういう要素って大事だと思います。特にアコースティックギターはピックで弾くと音が大きいので、自分は昼間でも周りを気にしてしまいます。これだといつでもどこでも気軽に練習できるわけです。とはいえアンプにつないでいないエレキギターを弾いた時くらいの音はさすがに出ますので、同じ部屋にいる人には結構、音は聞こえます。
そう言いつつ自分は・・・他の趣味やらで・・・まぁ、適当に触ってます。あくまでコレクターの立場なので(プレーヤーなんておいそれと言えません・・・)。

ちなみにAS-101Sがアコースティックタイプ、AS-101Cがクラシックギタータイプです。ヤフオクアラートで一文字ミスらないでくださいね、あ、入手元がバレちゃいましたか。

4 件のコメント:

  1. こんばんんは。
    検索していてたどりつきました。

    購入を考えているのですが、一点お聞きしたいことがあります。
    ペグの位置からストロークで困る人がいるかもしれないということですが、ブリッジミュートをしながら弾く場合はどうでしょうか?
    もちろん試奏はするつもりですが、明らかに無理ということですとヤマハのほうをということになりますので。(汗

    お暇なときにでもお返事いただけますと幸いです。

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  2. ご質問ありがとうございます。
    ブリッジミュートは特に問題なくできます。まぁ、あまりにも肘(腕)をボディに近づけるクセのある人(そういう人がいるかは疑問ですが)とかダウンのようなモコモコした服装だと腕がペグに当たってしまうかもしれません。是非試奏してみてください!
    あと、ここだけの話(と言うほどでもありませんが)ですが、ヤマハのサイレントギターも手に入れたんです。ハッキリ行って音質、抱きやすさは全然違います。やはりヤマハの方がギターらしいです。
    あと、シンソニードはサイレントギターに比べて格段に弦を押さえやすいので比べるとおもちゃみたいな感じです。あくまで練習用ギターといったところでしょうか。

    それほど詳しくはありませんがまた何かご質問があればお気軽にしてください。

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  3. お返事有難うございます。

    そうですか、ヤマハも買われたんですね。
    値段が違うのでおっしゃるような感じになるのも当然かもしれませんね。
    現行のシンソニードは弦高調整機能があるようなので、弾き難くすることもできるかもしれません。

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    1. ただ、自分のヤマハのは中古でフレットもかなり減っており、巻いてあった弦もかなり適当な感じでつけてあるまま弾いているので調整が必要と思ってます。

      ギターは人それぞれ合う合わないが強い楽器だと思うので両方試奏できれば良いですね。

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