フレンドやら周囲の人、野良プレーヤー、ネットでの評価を見ていると結構「コール オブ デューティ ブラックオプス2」をやっている人が多いみたいですね。でも、ブラックオプス1の方が非常によくできている思い、ちと書いてみます。
自分自身、学生卒業後、全くと言って良いほどゲームをやってなかったのですが、次世代ゲームとやらはどんなものかと(SCEの友人に誘惑されて)PS3を買ったんですけど、メタルギアとか少しのゲームを一回やっただけで放置してました。
が、本当に電気屋で適当に買った「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」をやったところ、なんか(ゲームとは言え)軍事的描写がSUGEEEEEE!、そして下手な映画より面白い内容やんけ(まぁ、映画関係の人も制作に参加しているのですが・あと群像劇がとても好きなんです)って感じで以降、軍事系FPSにはまってしまい、コールオブデューティ(以下、COD)シリーズ全作、BF2、メダルオブオナー、HOMEFRONTとやりまくってました。ただ、一回物語を味わったらもう良いやって感じでやりこんではいませんが。
しかし、ある日、気まぐれでオンラインをやってみたところ、面白かったのでヘタクソだけど結構やってしまうようになってしまいました。特にCODのゾンビモードで失った時間は計り知れないです。
ここから書くことはブラックオプス(以下BO)1をやったことなくてにBO2をやってる人への私的な戯言です。BO1について書きます。
- ストーリー(キャンペーンモード)が良い
BO1は冷戦下の秘密作戦に史実を絡ませて物語を紡いでいきます。ですので、冷戦時代の世界情勢(東西対決)に興味のある人はかなり楽しめる内容です。最初からピッグス湾事件の現場の裏でカストロ暗殺というダークな内容で始まり、いきなりボルテージが最大になります。その後、ソ連の宇宙開発阻止や、舞台をインドシナに移した後にSOG(米国陸軍特殊部隊・当初は研究・観察グループといういカバーネームだった)による越境作戦があったり、戦後のドイツ人技術者の取り扱い(といってもシュタイナーだけですが)を描いたりと”冷戦”と言いつつ”ホット”な戦いがあちこちで行われていた時代を擬似体験できます。
ただ、”MKウルトラ”とかマニアックな言葉が結構出てきたり、”なんでベトナム戦争時にラオスにソビエト人がいるのか”とか思ったりしたりと予備知識が無いとただのシューティングゲームになるかもしれません。あと、ストーリーが結構難解です、モダンウォーフェアのような分かりやすい内容ではないんですね。自分は初回プレイだけでは謎だらけでした。でも逆手にとって当時、アメリカにとってキューバ人はどんな人達だったのかとか興味のきっかけになると良いですね。どうでも良い話ですが昔の職場の近くにあったキューバ料理屋はまずかったです。 - 演出が良い
上記とかぶりますが、ペンタゴン内部に連れて行かれケネディと面会するシーンや諜報戦のシンボル的なSR-71に乗り込むシーンは作り物とは言え盛り上がります。そしてCERO:Zで当然と言った内容はまさに”ブラックオプス”です。残酷描写はキツイですが、戦争とはこういうものなのでしょう。やはり戦争やテロは怖いです。特にロシアンルーレットのシーンはベトナム帰還兵を描いた映画”ディア・ハンター”のシーンとまんま同じで極限状況での緊迫感がよく伝わってきました。 - マルチはBO2より良い・・・と思う
マルチはそれほどやって無くてあまり書ける立場ではないですが、BO2よりよっぽど良いと思います。なんと言っても必要な装備だけさっさと揃えられるので初心者でも装備の面では他の人と変わらないくらいにできます。この手のゲームはやりこむほど強い装備になるみたいですが、BO1はわりと早い内に強い装備とパークを揃えることができます。そして、パークの効果が顕著でBO2より幅を持たせた立ち回りができます。マップも出会い頭で戦闘の多いBO2よりも、アサルトライフルなどが有効な広さを持ったマップが多いです。あと分析モードが異様に充実しているので、上手くない内は結構活用できます(どういう武器でキルされているとか、どの武器が得意なのかとか統計データで見ることができる)。 - ゾンビモードがおまけモードレベルを超えている
一部でコミュニティができるくくらいよくできているのがゾンビモードです。なにしろこのモードはただの撃ち合いではなく仲間を助け、連携しながら援護し、トラップを仕掛けたりと、初心者から上級者まで楽しめるものです(ソロプレイだと最初はきついが)。それ故に様々な仕掛けや基本的なプレイ方法をwikiなどで知っておかないと十分楽しめません。BO2はTRANZITについてはギミックが多くて予習無しでは意味不明、サバイバルはマップが狭く、マグマという厄介な存在もあって、BO2からゾンビ始めるとダウンしまくって嫌になるような気がします。その点、BO1のマップはちょうどいいくらいに広く、ギミックもそれほど複雑ではない、トラップが多い、特殊な装備がBO2より多いのでどんな位置でダウンしても誰かが蘇生してくれると、とてもよくできたマップです。BO2で暴れまわっている人はBO1やWAWからの人でしょうね、自分もひたすら蘇生しまくっています。自分はいつも野良プレイですがキル数と蘇生数がハッキリ多いと少ないのに分かれていると言うのがBO2の印象です。好きな人にとっては楽しいのがBO2かと。あと、ゾンビやりたいなら両作品とも絶対吹き替え版がおすすめです。メチャクチャな状況なのに”昼寝してただけ”、”必要なのは弾薬とチーズ”とかふざけたセリフを熱を込めて吐きまくっていて斜め前の方向に力が入ってます。
※ただ、このモードはwikiとか知らない人にしてみればほんとに良く分からないことが多いものです。ダウンしまくっている人がいても仕方ないと思います・・・。
まぁ、MW3みたいなものでBO2はBO1のファンサービス的なゲームだと思いました。BO1やってないと登場人物のこととか、”数列”のこととか言われてもスルーしてしまいますし。あと、未来が舞台なので仕方ないかもしれませんがBO1のような始まりから終わりまでのブラックな雰囲気が無い様な印象です。特にBO1のエンディングでケネディ暗殺と主人公メイソンを絡ませているような描写があったのはなんとも言えない後味でした。
これだけ書いたのですが・・・一番ストーリー内容がいいのは新作版「メダルオブオナー」だと思います。グラフィックや演出はCODシリーズより物足りないですし、内容もかなり地味ですが、なんと言っても実際に起こったことをベースに作ってあり、今アフガニスタンで人知れず行われている外交の一端が垣間見れて気に入ってます。CODのような”敵に打ち勝った、やったー”的なものではないのがまたなんとも言えないです。
これだけ書いたのですが・・・一番ストーリー内容がいいのは新作版「メダルオブオナー」だと思います。グラフィックや演出はCODシリーズより物足りないですし、内容もかなり地味ですが、なんと言っても実際に起こったことをベースに作ってあり、今アフガニスタンで人知れず行われている外交の一端が垣間見れて気に入ってます。CODのような”敵に打ち勝った、やったー”的なものではないのがまたなんとも言えないです。
※物語の一部のベースはアナコンダ作戦という悲劇的な現実の話になっています。